医療の知識レベルを知る重要性

医師と一般の人とでは医療への知識レベルに違いがあるということを認識することはとても大切です。
医療業界で働き続けていると「一般の人は全く医療の知識がない」という極端な見方をしてしまうケースがよくあります。

その結果として患者さんに対する指導で苦労してしまう看護師も多いのが実情です。
患者の知識レベルにも大差が生じているのが現状であり、全く知識がないけれど治療を受けにきているという人もいれば、医師以上に知識を持っていてそれ以上の知識の提供を期待している人すらいます。
この違いをよく理解しておくことがまず大切であり、看護師として正しく理解を促すためには最初にその知識レベルを推し量る習慣を作ることが欠かせません。

自分が注意するべき疾患に対して関心を持つ人は多くなっています。まずは、どの程度調べているのかを推し量ってみると、医療知識があるかないかを判断できます。

多少医療の知識を持っているという場合には、その知識の程度の差が問題になってきます。自分の症状についてどのように感じているかを聞いてみると、その病気への理解度を確認できるはずです。

そしてこの時に注意したいのが、間違った医療知識を仕入れていないかどうかの確認です。

近年では、テレビやネット等の情報をすべて間に受けて、間違った予防対策をしていたりする人が少なくありません。そうした場合には、丁寧にその間違いを指摘していくことが大切です。
それを毎日習慣にしてきた方であれば、「これが正しい方法だ!」と強く思い込んでしまっている場合もあるので、やさしく本当のことを教えてあげるようにしましょう。