患者さんとの付き合い方

看護師として患者さんと付き合うのは必須であるとは限らず、苦手と感じてしまった人が他の働き方を探すこともあります。
密接な付き合いをしなくても適切な対応を取れれば良いというスタンスを獲得するために、検査専門になるという道は賢い判断の一つです。

検査専門の人材として臨床検査技師を雇用する現場が多いものの、それに加えて看護師も置くことはしばしばあります。
検査室で採血やレントゲン、心電図などの基本的な検査を担うこともありますが、各診療科で必要な検査のスキルを獲得して専門的に検査だけを行う人材として活躍することも多いのが実情です。
病棟に比べ、患者さんとの付き合い方はかなりフラットになるため、苦労を重ねてきた人にとっては魅力だといえるでしょう。

基本的には検査についての注意事項の説明と検査の実施ができれば問題なく、話をする上では不安に思っていることを聞いて答えることがメインになります。十分な知識をつけておけば、難なく回答をすることができるため、会話をする上で負担を感じることはあまりなくなります。

コミュニケーションでできるだけ負担のない働き方を目指して、臨床検査技師の資格取得を志す看護師もいます。人と人の間で生じるトラブルにあまり巻き込まれたくないという人は、一度考えてみると良いでしょう。

ただ、今現在、患者さんとのコミュニケーションで悩んでいる人は、すぐに臨床検査技師といった資格を目指すのではなく、試しに色々と対応策をとってみることも大切です。患者さんとの信頼関係をしっかり築けるスキルを持てば、看護の仕事は今まで以上にやりがいのある業務に感じられるはずです。

さらに、病院で磨いたコミュニケーション能力は今後どこに行っても役に立ちます。自分が患者さんとのコミュニケーションのどこに躓いているのか、どうしたら相手の心を開けるのかを一度考え直してみると良いでしょう。
患者さんとの付き合い方を知る上で、患者さんと信頼関係を築くには・・・?というサイトも役に立つので目を通してみてください。